特筆すべきは、範囲に説明文がないため、実力問題として教科書改訂前の、去年の教科書に載っていた説明文が出題されたことです。(現行の教科書には載っていない文のため、おそらく誰にとっても初見の問題ではあったかと思いますが)一方で、範囲内に関してはこれまでの傾向通り授業の内容を中心とした問題が数多く、これまで同様授業ノートをしっかり復習することが大切です。
学習指導要領の変更により、今までには出題されなかった文法の理解、そして、覚えなければならない単語の暗記ができていないと、高得点が狙いづらいテストとなりました。
学校の教科書本文の出題というよりは、英語の総合的な知識(聞く・読む・書く)と、自分の考えを英文にする英作文も、重要な得点材料となります。
これまでに習った文法を総整理し、新出単語の暗記の徹底を行うことが高得点を取るには必要不可欠です。
安易な問題から難問までがまんべんなく出題されました。
理解してしまえば簡単な「箱ひげ図」、公式・解法を覚えてしまえば簡単な「展開・因数分解公式」でしたが、理解するだけでなく、間違えずに解くことが重要です。
まずは教科書・ワークで分からない問題はない状態になるまで繰り返し解き、”早く正確に解く”力を養う必要があります。
復習問題として、中1の顕微鏡の使い方や圧力の問題も出題されました。また、単に「問題集の焼き直し」ではなく、オリジナルの問題が出題されているため、初めて見る図表をしっかり読み取る力が必要です。まずは学校のワークをしっかりやりつつ、それから様々な問題集でいろいろな形式の問題に触れてみることが大切です。
県立入試を意識した問題が数多く、中3生が望むテストとしてはかなり質の高いテストでした。最近の入試問題の傾向通り、資料が数多く出題されており、単なる言葉の暗記だけでなく、教科書や資料集で図表を確認しておくことが大切です。範囲が地理と歴史の2分野にまたがっているため、バランス良く学習することが求められています。