「アイスプラネット」は全て記述問題で、7問中1問しか書き抜き問題がないので、時間がかかるうえ問7は50字以内で書くという記述問題なので、少し難しいですが、書けば部分点がもらえる可能性があるので、8割程度の文字数で書くとよいでしょう。「不便の価値を見つめ直す」は簡易な問題なので、確実に点数を取りにいきたい問題です。「枕草子」は文章題では1番問題数が多く、内容も深く問われているので、成立時代や作者名を覚えるのはもちろんですが、古文を何度も音読し、現代語訳や動作主は誰かなどを覚えておかないと点数はとれません。最後の方に「文の成分」「品詞の識別」「漢字」が出題されております。品詞の識別はルールを理解していないと難しいです。また漢字のテスト範囲はかなり広いので、前もって勉強しておかないと、点数はとれません。
接続詞や未来形の並べ替え問題は14点分ですが、完答しないと点数にならないので文法ルールをワークで何度も確認する必要があります。教科書に記載されている「ピーターラビット」からも長文問題が出題されました。本文の内容をしっかり理解し、何度も音読をした方がいいでしょう。また問題の後半で16点分和文英訳があります。文の形も大事ですが英単語をスペルミスなく書かないと点数がもらえないので、ここは少し難しい問題となっております。
簡易から難問までバランスのとれた問題構成です。また、単なる計算だけでなく、数学の用語やデータを読み取る問題も出題されており、ワークを繰り返すだけでは高得点は望めません。教科書の太字の用語と意味をノートにまとめて暗記したり、データの分析については様々な問題集でたくさん問題を解いておく必要があります。
問題数が多いわけではありませんが、大問が多いため、1つ1つの大問の実験や状況を把握するために時間をとられてしまいます。とはいえ、問題の状況は把握する必要があるため、焦ることなく問題を読みましょう。その分、事前にしっかりと基礎知識を固めておき、迷うことなく計算したり即答できるように準備しておくことが大切です。
地理に関しては、範囲としては広いのですが一貫性をもっているため、取り組みやすかったと思います。歴史は範囲が狭かったため、こちらも対策はしやすかったのではないでしょうか。どちらも基本的事項の定着が問われる問題が多かったです。資料や地図も数多く出題されているため、問題集を繰り返して暗記事項の定着させるだけでなく、資料問題などの問題形式に慣れる必要があります。