「漢文」、「不便の価値」、「少年の日の思い出」ともに聞かれていることは特に難しくないので落ち着いて解けば特に問題はないでしょう。問題の最後に200字程度の条件作文があるので、そこに時間を使いすぎて他の問題に手が回らないことがないように気をつけたいです。
読解問題中心の問題構成になっています。読解問題は内容が理解できるだけでなく、答えを指定された条件で書かなければならないので、和訳だけでなく英語で答える練習が必要です。問題の後半は英作文が大問で2つ出題されています。条件も細かく設定されているので、条件に合った内容が書けるよう練習しておきましょう。練習をしっかりとすれば、本番でそこまで苦労することはないでしょう。
完全な基礎問題の集まりという訳ではありませんが、総じて基礎レベルの問題が多かったです。難問も、一般的には難しい問題といえますが、実際には学校の問題集に掲載されているものなので、事前にしっかり問題集を繰り返していれば見たことのない問題はないと感じたことでしょう。最後の3問の配点が大きい(18点分)ので、それまでの問題を素早く正確に解く必要があります。
2分野にわたる、広い範囲からの出題でした。おおよそは基本的なレベルではあるのですが、問題量が多いため、悩んでいる時間がありません。用語の問題は即答できるよう、事前に1問1答で練習しておくことが大切です。また計算問題は多少時間がかかりそうであれば、一旦飛ばして残りの問題をやってから、改めて慎重に正確に計算をする、といった戦術も必要です。
地理分野は資料を読み取る問題がほとんどでした。その地域の気候・資源・宗教などを根本理解をすることが必要です。ただし初見で解けるほど簡単でもないのでワークを繰り返しやり、知識を定着させましょう。歴史分野はほぼ一問一答形式なので、そこまでの対策は必要ないです。よって地理分野を深く学習した方が高得点が狙いやすいでしょう。