「握手」は比較的簡単です。文法問題が昨年度と同様に多く出題され、問題をよく見ないと大幅に減点されるように作られています。当てはまらない場合には✕を書くといった基本的なことを見逃さないようにすることがここでは必要です。また「漢文」は書き下し文から訓読文にする問題がやや難解で、中途半端な理解だと点数を落とします。これはワークだけでなく、学校の授業やノートをを見ることで理解が深まります。
リスニング、文法、教科書の本文、初見の長文など満遍なく出題されています。しかし、学校の授業で配布されるプリントなどを暗記すれば解ける問題が多いです。また、3年生になって初めて初見の問題が出題されました。全体的に1・2年生までのテストより点数が取りにくくなっていますが、対策をすれば解ける難易度です。
簡易から難問までバランスの良い構成でした。終盤の応用問題は学校で配られたプリントからも出題されており、ワーク教科書だけでなく、プリントもしっかりとフォローしておく必要があります。ただし、今回は計算中心の範囲だったため、数学で高得点まで届いていない場合には、まずはワーク教科書の計算問題を何度も繰り返し、素早く正確に答えられるようにすることが高得点をとる正道となります。
新規分野・復習分野ともに物理分野と生物分野からがメインでした。計算問題・作図問題が含まれているため、問題数のわりに時間がかかる問題構成です。特に物理分野は用語や仕組みを憶えて「わかったつもり」になるだけでは点数に結びつかないため、まずは教科書とノートを中心に復習し、その後市販のものでも構わないので問題集を使って、実戦問題に触れて正答力を養うことが非常に重要です。
歴史、公民ともに資料から読み取れることを記述で書かなければならない問題が多いため、少し難しいです。しかし、資料はワークやプリントに記載されているものがほとんどのため、対策をしっかり行えば行うほど高得点が狙えます。