問題の形式は昨年度とほとんど同じです。しかし今回は記述の割合が高く、「書き抜け」ではなく「書け」という問題が多く、作文も資料を読み取るという出題形式のため、時間配分に気を付けて解かなければなりません。教科書本文に関連した問題は特別難しいわけではありませんが、前述の通り時間に注意しないと短時間で解くことになるので、人によっては難易度は高くなってしまいます。また、漢字と作文で合計24点となっているため、対策は必須です。
語順を問う文法問題が多く出題されています。ワークやプリントを通して繰り返し復習をしておくといいです。受動態、完了形、間接疑問文など幅広く内容を理解しておかなければなりません。長文問題は比較的平易なので、教科書本文の日本語訳を理解していればそこまで苦戦することはありません。後半の英作文問題は条件作文の他に、「~と言いたい時」、「~とお願いする時」などといった問題も出題されています。特に条件作文は一朝一夕で出来るようになるものではないため、何度も練習し、添削をしてくれる人がいる場合には確認してもらうといいでしょう。
良問揃いの問題構成ではありましたが、問題量が多く特に計算問題で時間をかけると後に響きます。しかも、最後の方にデータの活用の問題や確率の問題があり、こちらにはしっかり時間をかけて正確にカウントする必要があります。事前の対策としては、計算問題では正確性はもちろんのこと、公式をしっかり使用しての素早さも磨いていくことが大切です。
典型的な問題が多く出題されているため、ワークでしっかりと練習していれば大半の問題は正答できると思います。ただし、範囲の内容の性質上、紛らわしい用語や仕組みが多数あるため、用語や図、考え方を細かくしっかりと身につける必要があります。記述説明問題は苦手と感じる人が多いと思いますが、出題されているものは決して難しくなく、事前の対策勉強でワークの記述問題を中心にまずは問題の要点と解答を憶えるつもりで何度もチャレンジしてみましょう。
歴史分野からの出題になります。「キュビナ」という学習ソフトを反復練習すれば、高得点を取れます。問題もほとんどが一問一答形式のため、比較的簡単になっています。一部キュビナに記載されていない問題がありますが、試験範囲表にどこを見ておけばいいか記載があるので、確認をしておけば問題はありません。