問題の構成は、大問1が「世界はうつくしいと」の読解問題、大問2が「握手」の読解問題となっています。今回の範囲が狭いため、事前の勉強はいつもよりも内容を絞って対策ができたでしょう。
問題自体の内容は、大問1と大問2ともに特に難しいものではありません。しかし、大問2の問11では、「登場人物の行動に関してどのような気持ちが込められているかを、2文に分けて90字以内で答えなさい」という問題が出題されています。この他にも、記述形式の問題が多数含まれているため、時間配分が重要となります。
試験のコツとして、試験開始の合図とともに、解答用紙と問題を軽く見て、どの問題にどれだけ時間をかけるかをあらかじめ考えておくと良いでしょう。これにより、時間を効率的に使い、試験全体を通してバランスよく解答することができます。
今回のテストでは、リスニング、文法問題、単語・熟語、教科書の本文、初見の長文、作文などが出題されています。それぞれの分野での対策を以下にまとめました。
文法問題
並べ替え問題
文法問題の主な形式は並べ替え問題です。この形式の問題に十分に対応できるように練習しておきましょう。それだけで文法問題は十分に解くことができます。
単語・熟語
ワークブックの内容
単語や熟語の問題は、ワークブックに掲載されている内容が中心です。事前にこれらをしっかりと暗記しておけば、確実に正解することができます。
教科書の本文
難問対策
教科書の本文に関する問題は1問のみですが、難易度が高いです。この問題には、問題用紙にヒントが記載されていることが多いので、テストの最後に時間が余ったら解くのが良い戦略です。
初見の長文
要約の穴埋め問題
初見の長文は2つ出題され、それぞれ本文の要約の穴埋め問題がほとんどです。穴の前後の内容をしっかり理解し、本文の中から適切な部分を探し出すことで正解にたどり着けます。
作文
事前提示された内容
作文は事前に提示されているので、その内容をしっかり暗記して、確実に書けるように練習しておきましょう。
テスト範囲のほとんどが基礎計算だったため計算問題が多いのと、範囲が狭いからか普段よりもテストが難しめの印象でした。基本的な問題はワークや教科書の類題であったため、繰り返し演習していることが重要でした。また、初見問題も出題されていたため、理解力を深めていることが必要でもありました。
3年生の物理分野のうち前半部分からの出題でした。基本的には手を付けやすい分野ではあるため、テスト対策自体はあまり苦労はないでしょう。ただ、計算問題を苦手とする子も多く、圧力や水圧浮力、速さの計算問題は様々なパターンの問題を実際に解くことで早く正確に答えられるようにする必要があります。学校で使用しているワークやプリントの問題がそのまま出題されているわけではありませんが、難易度としては同じレベルではありますので、ワーク・プリントの答えを丸暗記するのではなく、問題を何度もやって解法を身につけることが大切です。
今回は歴史分野だけの出題となりました。範囲は第一次世界大戦から第二次世界大戦終結までです。資料問題はあまり多くなく、空欄補充や一問一答が多かったです。内容自体は平均レベルでしたが、ワークが生徒に配布されていないため、朝学習や振り返りプリント、春休み明けテストなどを見返して勉強を振り返らなければならないのが、少し大変に感じた生徒もいたのではないでしょうか。インプットすることはたくさんありましたが、アウトプットをする機会が少なかったため、覚えたことをどこまで理解できているか確認できない点が、苦戦するポイントだと考えられます。アウトプットをして理解度を確認したい場合は、参考書を一冊購入してみるのも良いでしょう。