和歌の問題では、教科書外の和歌が多く出題されていました。そのため、初見ではかなり難易度が高いものとなっています。授業のノートやプリントをしっかりと憶え、教科書の和歌との共通事項をまとめておくことが必要です。一方、奥のほそ道は典型的な問題が数問出題されたのみだったので、学校のワークをしっかりやっていれば容易に正答できたと思います。漢字や言葉の問題が少ないため、高得点をとるためには、学校の授業をしっかり復習し憶えることが必須です。
文法・語彙に関する問題は、総じて平均レベルでした。しかしながら、中1・2の内容も出題されているため、日ごろから復習しているかを試される問題構成です。一方、文章問題は大問3つ分が出題されており、中には適語補充問題で文章全体から答えを探す問題が6題出題されているなど、素早く正確に英文を読む力が必要です。テスト範囲の新出単語・表現はもちろんのこと、英文読解を通じて「知らない単語が出てきたら調べてまとめておく」など、日ごろから語彙力を増やす習慣を身につけましょう。
二次関数は応用とグラフの問題だったため、この分野が苦手な子には得点しづらかったかもしれません。一方、相似に関しては用語の問題や相似条件から、面積比・体積比まで幅広く出題されました。レベルに関しても平易なものから難易度の高いものまで幅広い構成です。問題数が多く、証明も含まれているため、基礎的な問題で素早く正確に答えつつ、難しくて時間がかかりそうな問題は早めに見切りをつけて、一旦飛ばすことも必要かもしれません。また、素早く答えをだすために解法テクニックを身につけることも大切です。
公式を用いた計算問題や作図問題などの基礎的な問題を中心に、一部を除き平均的よりやや平易な問題構成でした。とはいっても、範囲が広めだったため、『広く浅く、時に深く』対策をしていないと高得点が望めません。学校のノートやプリントを中心にしっかり基礎事項を憶え、問題集で何度も繰り返し演習することで正確に解答できるようにしましょう。
とにかく問題数が多く、1問1問に時間をかけることができません。したがって、歴史・公民の重要事項は、問題を見たらすぐに思い出せるよう、事前の暗記と問題演習が欠かせません。難易度はそこまで高くはないですが、公民の記述問題では、公民事項の本質に迫る内容が出題されました。授業で扱っている内容だったため、事前のテスト勉強では、ただ用語を憶えるだけではなく、学校の授業をしっかり聞いて、授業で扱ったプリントを何度も復習しておく必要がありました。