問題の構成は「クマゼミ増加の原因を探る」の長文問題、熟語の構成、漢文となっています。長文読解問題は記述がほとんどとなっており、その多くが抜き出し問題ではないため解く際に時間が掛かります。しかし本文の内容を引用すれば正解する問題がほとんどなので、難しくはありません。しかし漢文問題は、漢文を読む順番や書き下し文から訓読文にするといった基本ルールについての問題が多いため、試験前に訓読文から書き下し文に、書き下し文から訓読文にする練習を繰り返し練習することが大事です。
標準問題が大半なので、事前の準備がしっかりしていれば正答できる問題は多かったと思います。ただ、見開き1ページ目で多少時間のかかる証明問題が来るなど、テスト中に問題を解く順番を考えないと終盤で時間が足りなくなる恐れがあります。テストの初めに、まず問題を最後まで見渡し、順番を決めることから始めることが大切です。
物理・生物の2分野からの出題でした。問題数が多いため、ペース配分には気をつけなければいけません。用語の一問一答形式だけでなく、「なぜ?」という原因理由を完全記述させる問題もあるため、ただ用語を暗記するだけでなく、教科書を読みこんだり、授業の説明をしっかり聞いて復習しておくことが大切です。
今回は歴史文化からの出題となりました。明治時代、大日本帝国憲法に関する問題、日清日露戦争、第一次世界大戦前後の問題が出題されました。資料の穴埋めや、資料に関連することの問題がほとんどのため、用語を覚えるのはもちろんのことですが、それぞれの時代にどういった出来事があったか、どういった時代背景なのかなどを関連させていかなければなりません。資料問題は学校の資料集、ワークなどを反復練習することで対応できます。