傾向は前回通り、中学校での授業を前提とする問題が大半でした。古文の知識など、初見では難しいものの、授業をしっかりと聞いてノートをとっておき、テスト前に復習・暗記をすれば問題なく正答できる問題です。教科書外からの出題としては、物語文が1題と県立入試型の作文問題が出題されました。物語文に関しては基礎的なレベルであったので、落ち着いて解答すれば問題なかったと思います。一方で、全体的に問題数が多く、それに加えて作文問題もあるため、解答スピードが要求されます。テスト前に授業の内容を憶えておき、解答に時間をかけずに答える必要があります。
動詞の時制変化に不定詞動名詞をまとめて問われるなど、これまで習った文法問題の総まとめが一部出題されました。また、教科書外の初見の文章問題や条件英作文など、比較的総合力を問われる出題内容です。一方で教科書からの文章問題では、本文を暗記していれば解答が容易な問題など、しっかりと教科書の対策をおこなう必要もあります。整序問題や英作文など、事前に実際に書いて練習することで完答を目指しましょう。
平均点が70点以上ということで、前回の中間テストに比べ、全体的に平易な問題構成となりました。テスト範囲の内容を基礎から復習することで安定して高得点が狙えるテスト構成でした。学校の授業をしっかり聞き、問題集で繰り返し図形問題や証明問題を練習することで、計算ミスなどのケアレスミスをなくし、確実に点数をとることが要求されています。
化学分野だったため、実験に関する問題が多数出題されました。授業で行った実験の振り返りや問題集で典型的な実験に関する問題を繰り返し解くことでしっかり正答できるようになります。一方で、はじめの大問で原子の記号や化学式、化学反応式も出ているため、基礎知識もしっかり暗記しなければなりません。
最後の問題は入試レベルの問題も出題されました。
今回の範囲の特性、資料を見て答える問題が多く出題されました。また県立問題の出題傾向に似た問題も少なくないため、おそらく中学校の先生も意識して作っていらっしゃると思います。
全体的には平易な問題から難易度の高い問題までバランスよく出題されていますが、問題数が若干多めのため、資料問題で時間を取られすぎると時間が足りなくなる可能性もあります。日頃から問題集等で資料の読み取り問題に慣れておく必要があります。
なお、事前のテスト範囲表にあった通り、前回の中間テストの範囲も一部出題されました。ただ、テストを受けて終わり、ではなく、返却された答案用紙を基に、復習しておくことで次回のテスト対策につながっていきます。