問題の難易度はそこまで高くありませんでした。しかし試験範囲が「見えないだけ」、「アイスプラネット」、「枕草子」、「文法」、「漢字」と広いため、全部の単元の対策をするには、かなりの時間が必要となります。「枕草子」では歴史的仮名遣いや作者名、現代語訳などをしっかりと理解していないと難しく感じるでしょう。また、教科書記載の本文に対策の時間をかけすぎると文法や漢字で大幅に点数を落とすことになるので、学校の授業が進んだタイミングで復習をすると、試験前に慌てて対策をするといったことがなくなるでしょう。
リスニング、文法、教科書の本文、初見の長文、作文などが出題されています。文法問題は選択問題や並べ替え、2つの文章が同じになるようにするといった問題でした。どれも基本的な文法で正解できるようになっています。また、教科書本文の内容理解はもちろん、英語の質問に英語で答える問題が多数出題されたため、疑問文の答え方を理解する必要があります。作文は指定された日本語を英語で書くといった問題です。ただし、テスト範囲の文法を利用すれば解ける問題なので、完了形の理解をしっかりしておくといいです。
中1からは度数分布表と代表値、および復習問題としての計算問題が出題されています。いずれも基礎~標準レベルで、ワークや復習プリントをしっかりやっていれば問題ないでしょう。中2の内容もすべてワークレベルを超えていません。ワークや教科書を何度も繰り返しておくことで、テスト本番で「見たことがない問題」と感じることはないでしょう。
範囲がやや狭かったため、範囲内の事項が丁寧にバランス良く出題されています。ワークや教科書を何度も繰り返すとともに、用語や化学式などの暗記ものもしっかり確認することが大切です。一部ワークレベルを超えた問題が出題されてはいますが、それでもワーク教科書の内容をしっかり身につけることで高得点は十分に望めます。
地理分野も歴史分野も資料から多く出題されているため難易度は高いです。直前まであまり対策をしていない人は、一夜漬けでは高得点は狙えません。ワークの一問一答形式の問題よりも、図やグラフが用いられている問題を中心に理解しておかないと難しいです。ワークの答えを丸暗記するのではなく、範囲内で使用されている図やグラフが何を意味しているのかを説明できるようにしておくといいでしょう。