問題数が多いため、時間が足りなくなる恐れがあります。また、各大問で50字前後におよぶ記述問題が出題されています。それらのハードルを乗り越えて高得点をとるためには、学校の授業をしっかり聞き、その上で常に定期的に復習しておくことが重要です。また、漢字や文法問題、教科書本文中の穴埋め問題は即答できるよう、漢字・文法は何度も練習し、教科書本文も何度も音読しておきましょう。
前回同様、文章問題はオリジナル問題です。教科書の新出単語や重要表現をしっかり憶え、まずは教科書の本文の読解で文章題対策をしつつ、初見の文章で練習することが大切です。語彙・文法問題は、例によって事前の暗記プリントから出題されています。「暗記ものは全て得点する」というつもりで完璧に憶えておきましょう。
「きちんと問題集をやっていれば点数をとれる」という基礎的な問題もありますが、一方で問題集の問題を少し変えた応用問題も出題されています。とはいえ、やはり問題集を中心に何度も繰り返し問題を解き、解法に慣れることが重要であることに変わりはありません。そのうえで、初めてみる確率の問題で、じっくり問題文を読み状況を理解して、しっかり場合の数を数え上げる時間を作ることが高得点のポイントでした。
ほとんどの問題が、教科書・問題集レベルの典型的な問題でした。したがって1問1問は得点しやすいのですが、全体の問題数が非常に多く、時間が足りない恐れがあります。また用語の問題も計算が必要な問題もバランス良く出題されているので、範囲の内容全体を、問題集を使って何度も取り組むことが必要です。
前回同様、記述問題の比重は高めでした。たんに歴史的事項や人物を憶えるだけでは、得点できる問題が限られてしまいます。もちろん、用語・人物名の暗記自体は大切なので、まずは問題集で1問1答式で暗記をし、その上で教科書を読んだり授業の内容を復習するなどして『歴史の流れ』や『歴史的事項の背景』を把握することが重要です。