枕草子で教科書外の文が15点分出題された以外は、全体的に平易な問題構成でした。学校の授業を良く聞き、何度も教科書を音読して、その文章の内容をイメージできるようにしておくことが大切です。また、40字の記述問題と150字の作文問題が出題されているため、テスト本番での時間配分も意識し、日ごろ問題集を解くときにも解答時間を把握しながら対策をおこなうことが重要です。
全体的に点数を落としやすい問題ばかりでした。難問18%の他、平均レベルの問題でも完全記述のため、「書いたけれど語形変化で減点されてしまった」という、点数の落とし方が多くみられました。また、教科書本文は出題されず、初見の英文を読んで内容を把握する必要があります。テスト前に教科書の新出単語や重要表現を確認する他、日ごろから「英語を読む・書く」を繰り返し、英語の総合力を身につける必要があります。
簡易~標準の問題がほとんどではあるのですが、所々に難問がちりばめられており、その問題に時間をとられると、時間が足りなくなる恐れがありました。新出の範囲に関しては計算問題が中心なので、問題集で繰り返し練習することが大切です。1年生の復習問題に関しても、問題集の復習ページで出来ない分野を確認し、出来なかったところはしっかり学び直しておきましょう。
全体的に標準的なレベルの問題が多く、だからこそ高得点をとるのが大変なテストだったと言えます。というのも、様々な分野から、昨今の入試形式に多い、「文章をしっかり読んで、実験とその結果を把握しないと解答できない」というパターンの問題が数多く出題されたためです。初見で理解して解答するというよりも、出題される可能性のある実験やグラフを把握しておくことが解答スピードをあげる鍵となります。
範囲内の事項がまんべんなく出題されているバランスの良い問題構成でした。しかし、世界の主要国の名称や位置など、1年生の範囲が身についていないと答えられない問題もあり、ただ範囲内の内容を暗記するだけでは高得点は望めません。教科書や資料集を良く読み歴史的・地理的事項を憶えつつ、問題集を繰り返し解いて正答力をあげていきましょう。