今回は、半分以上が古文のため、しっかり知識を憶えていれば正答しやすかったと思います。しかし、ゆっくりやっていると、最後に都立入試と同様の『説明文+200字作文』が待っているため、解答する順番は一考する必要があります。とはいえ難易度は高くなく、教科書の現代語訳や授業ノートをしっかり憶えていれば高得点が狙える問題構成ではありました。
教科書の本文がそのまま出題されるなど、1問1問を見ればあまり難しい問題は多くありませんでした。しかし、文法問題が多岐にわたっていることと、範囲の英単語がいつもより多かったため、テスト対策には苦労したかもしれません。また問題数が多いため、見直しでミスを見つけるのも難しく、はじめから正確に答えを書いておくことが求められます。
南中はワークのレベルが高いため、そのワークを苦なく解けるレベルまで練習できれば、本番のテストでもしっかり点数がとれたと思います。ただし、問題数が多いため、素早く正確な計算が求められます。ワークの問題はただ「やり方はわかる」レベルではなく、早く正確に答えられるまで何度も練習することが大切です。
担当の先生が2名いらっしゃり、それぞれ別の分野を担当され並行して授業が進むため、1つの分野の範囲は狭くとも、実質2教科分の勉強が必要となります。しかも今回は3分野にまたがる範囲だっため、いつもよりもテスト対策を工夫する必要があったかもしれません。1問1問の難易度は標準レベルまでの問題が出題される傾向であるため、まずは範囲全体の重要項目を中心に暗記を進めるのが大切です。
範囲内の標準的な問題がバランス良く出題されています。地理分野は各地方をノート等にまとめて重要事項を憶え、歴史は年表などで歴史的事件を系統的に憶えましょう。グラフや資料がたくさん出題されているので、教科書や資料集によく目を通して、地理的・歴史的事項とリンクさせて理解できるようにすることが高得点の鍵となります。