記述は多めですが、ほとんどが書き抜きのため、そこまで難しくありません。問題後半の「ぐうちゃんの生き方についてあなたはどのように考えたか」という条件作文は、予め問題を解いている途中である程度考えをまとめておかないと、主張がまとまらない作文になる可能性が高いので注意が必要です。
前半のリーディング問題は少しレベルが高いので、英語が得意な人以外はあまり正答率は高くならないです。ピーターラビットのリーディングは、教科書本文内容の並べ替えが出題されているが、内容をしっかり覚えていれば容易に解くことが出来ます。英語の質問に対して英語で答える問題が後半で出題されています。「あなた自身について書け」との指示ですが、ifやwhereを使って答えるという条件もあるため、普段から英語での質問に対して英語で答える練習をすることが大切です。
中1の内容からは基礎レベルのみの出題でした。図形問題が苦手で、そちらに注力していた場合には少し残念な形かもしれません。中2の内容からは、計算が中心の範囲のため、ワーク教科書の問題をくり返し、素早く正確に答える力を養いましょう。終盤の応用問題については苦手な子ほど「とっかかり」が掴めないと思います。事前の対策としては、まずは前述の計算練習をしっかりやったうえで、ワークの応用発展問題や教科書の章末問題Bにチャレンジしつつ、考え方を身につけていくことが大切です。
化学反応式の問題の意図は「係数を合わせる」だけのものではあるのですが、中学理科ではなじみのない物質の反応式がベースになっていたため、戸惑ってしまった子もいるかもしれません。その他の大問でも、資料や図表、実験の内容をしっかりと読み取る必要があるため、問題数に比べて時間が足りなくなる恐れがあります。とはいえ、読み取りにはある程度時間がかかったとしても正確に読み取る必要があるため、「答える時に素早く答える」ことができるように、事前に用語や計算の仕方などをしっかりと身につけることが高得点への鍵となります。
歴史分野は、資料や写真を見て答える問題が多く出題されています。また今回は1年生の内容も含まれているので、入念な準備が必要です。資料に関しては、その資料から様々なことを説明できるまでに定着できれば問題に対応できます。試験直前に勉強しても間に合わない可能性があるため、学習するごとにその資料が何を意味しているのかに注目していきましょう。