「走れメロス」に関しては文章量が多いので、問題を見た段階である程度答えが文章のどの辺りにあるか分かるレベルまでにしておいた方が時間短縮になるでしょう。「最後の晩餐」はほとんどが書き抜き問題のため、簡単なため確実に点数をとりたいものです。大問1~4の漢字・文法は事前に出題範囲が発表されているので、ここも確実に正解できるようにしておくべきです。全体として難問は少なめのため、時間配分に気を配ることと、つまらないミスで点数を落とさないよう見直しをすることで高得点をとることができるでしょう。
リスニング、学校の教科書、文法、作文、初見など様々な問題が出題されています。ただし、それぞれが均等に出題されているわけではありません。配点は、リスニング=16点、学校の教科書=6点、文法=14点、作文=8点、初見=44点、復習問題等=12点。これらからわかるように、学校の授業の内容だけでなく初見の対策を行わなければなりません。初見の問題は英語の質問に英語で答える問題、内容に関する穴埋めや選択問題などが出題されています。そこまで難易度は高くなく、単語さえ知っていれば答えられる問題ばかりだと思います。英語の質問に英語で答える問題に関しては、それぞれの疑問文に対する答え方を身に着けましょう。学校の教科書の問題は、文法の基礎知識と指示語を押さえておきましょう。内容に関する問題等は指示語以外ほとんど出題されていません。テスト勉強の際に、教科書の内容に時間をかけすぎるのは良くないかもしれません。文法問題は、日本語→英語に直す問題が多く出題されています。また、並べ替え問題は一切出題されていません。対策としては、まず語順トレーニングなどで並べ替え問題をできるようにした後、語順トレーニングの選択肢を隠して日本語→英語の練習をすると良いと思います。作文に関しては、学校で添削してもらった文章をしっかりと暗記しましょう。ここで点数を落としてしまうのはとてももったいないです。
80点以上を取るためには、直前の対策だけでは難しいです。日頃から単語を覚えるなどコツコツと努力をしていきましょう。
これまで通りの出題傾向で、これまでの定期テストでしっかりと傾向を分析していればテスト対策自体はやりやすかったと思います。ただし、この中学校で採用されているワークは難問も含まれている問題集なので、「身につけるべき問題」と「余裕があったら取り組む問題」にしっかりと見極めることが大切です。また、証明の完全記述問題が複数出題されているため、その他の問題でできるだけ時間をかけないようなスピードも求められます。
標準問題が大半で、基礎的な知識や解法が身についていれば1つ1つに正答していくことは容易です。ただし、問題量が多いため思い出しながら答えていると時間が足りなくなる恐れがあります。したがって、事前の対策としてはワークや教科書の章末問題に加えて、問題集等の基本問題レベルを繰り返し何度もやることが高得点への鍵となるでしょう。
歴史分野が70点、地理分野が30点という配点になっています。歴史分野は江戸時代後期~明治維新の頃を中心に出題されています。第一次世界大戦が起こった原因、地租改正により政府や国民にどのような影響を及ぼしたか、どのような人物に選挙権が与えられたかなどは記述で説明を求められるので、ワークに記載されている記述問題は一通り答えられるようにしておきましょう。歴史分野の配点割合は地理分野と比べて高くなっていますが、問題自体は平均レベルとなっていますのでワークやプリントで何回も問題演習を重ねれば苦戦することはないでしょう。地理分野に関しては一問一答形式に多くの問題がなっているため、こちらも歴史分野同様の勉強方法で高得点を狙うことができたでしょう。