論語に関しては事前に書き下し文と基本的な決まり事を覚えていれば難なく解けた問題ばかりでした。握手に関しても、ワークや学校の授業で触れた内容が比較的そのまま出題された形となりました。一方で文法問題は事前のプリントで出された問題の改題が多く出題され、文法事項の根本的な理解が問われる問題でした。
リスニング問題が初見の問題で苦手な生徒は苦戦を強いられたかと思いますが、難易度は普通レベルです。埼玉県の公立高校の入試に形式を寄せた形となっています。筆記の部では奇をてらった問題は一切なく、基本的な文法知識があれば難なく解けるものです。最後の記述は、学校の授業で配られたプリントからの出題となり、そこまで徹底して勉強できたかどうかがカギとなりました。
基礎の計算問題が中心となった試験でした。難問もほとんどなく、点数の取りやすいテストでした。大問6の応用問題もワークからの出題となっており、また証明も完全記述ではなく、穴埋め形式となっていたため、こちらも点数が取りやすい問題でした。
2年生の範囲も3年生の範囲も用語を暗記していたかどうかが大きな差になったテストです。範囲内の問題はワークと積み上げプリントを繰り返しやることで満点を取ることができる問題ばかりでした。一部1・2年の復習問題が出題されておりましたが、総仕上げ問題集からの出題でしたので、こちらもしっかりと解いていた生徒は高得点を取りやすい問題でした。
教科書、ワークからの出題が中心のテストでした。大問1の時事問題は対話形式になっており、入試問題を意識した新傾向の出題になりました。しかし、問われている時事問題は有名なものばかりで、事前にネットニュース等で確認できるものばかりでした。人名、地名などを書かせる問題も多く、読み方と漢字をしっかりと覚えていた生徒は点数が取りやすかったと思います。ワークで分からない部分は教科書で確認しておくことで、抜け漏れを防げる内容となっていました。