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勉強だけではなく、将来のことを教わった。
磯崎 優也 くん
元堀兼中学校 卒塾生
生徒のストーリー
グレかけて、学校の先生の言うことを聞かず反抗していた中学生のころ
中学生の時のボクは、大人が大嫌いで、学校でも家でも反抗しつづけていた、絵に書いたような『不良』でした。
母が「すっごい面倒を見てくれる塾があるよ!」と人づてに、テントルのことを聞いてきて勧めてきたときも、本当に行きたくなかったのを憶えています。
めちゃくちゃ怒られた中2の冬
テントルに通い始めたのは中2の冬。
やる気もなく、目の前の先生が”大人”というだけで話を聞く気もなく、宿題はやらない、授業はちゃんと聞かない、今思えば「何しに行ってたんだ?」という状態でした。
そんな中、冬期講習の3日目に、コウキ先生に別室へ連れていかれ、めちゃくちゃ怒られました。今でも鮮明に憶えていますが、本当に怖かった…。
当時、柔道をやっていて、正直「ケンカなら誰にも負けない」と思っていました。
しかし、自分のために本気で怒ってくれたコウキ先生の言葉は、決して暴力的ではないのに、本当に怖く、そして心に響きました。
それからも、学校や塾、そして私生活で何か問題を起こした時には、いつも叱ってくれ、「”人”として大切なこと」を教えてもらいました。
正直、勉強で何を教えてもらったかはあまり憶えていませんが、”将来のこと”や”人生”を意識させる言葉をいつも投げかけられていました。
「今は中学生だけど、高校、大学、さらにその先にどんな社会が待っているか」を教えてもらい、そのためには、今勉強をしなければならない、といつも話してくれました。
本気で勉強を始めた中3の夏
中3の夏前になって、初めて高校受験を意識し、本気で勉強をしはじめました。その時のテストは思ったようにできず、初めて悔しくて泣いてしまいました。
それまで『常識から外れること』『悪い事をすること』がカッコいいと思っていて、実際そんな『常識外の事』『悪い事』ばかりやっていました。
自分は何をやってもできない人間だと思い、ひねくれていたところを、テントルの先生たちは『お前は本当はできるやつだ』と本気で言ってくれ、その熱意に打たれるように勉強を本気でやり始めることができました。
普通だったら見捨てられてもおかしくない状況だったのに、テントルの先生たちは、諦めないで接してくれました。
入試前は毎日夜まで、テントルに残らせてもらい、時には朝までやってもらったこともあります。
厳しく勉強を教えてくれつつも、「勉強ができなくても、自分がやりたいと思ったことは絶対に諦めるな」とまで言ってくれました。担当の先生方だけじゃなく、いつも色々な先生方から『勉強を頑張る』のではなく『将来のため』に頑張ろうと声をかけてもらいました。
そんな暖かい言葉だけじゃなく、それ以上に叱られていましたが、それでもテントルに行きたくないと思ったことは一度もありませんでした。
先生方はみんな、ボクの人生のために、全身全霊でぶつかってくれていました。
夏合宿でのハチマキは、高校生になってからも気合を入れたいときにはいつも巻いていました。
高校から大学へ、そして今、やりたいことを本当に実現するために…
中学までの自分では考えられませんが、高校卒業後は大学へ進学しました。
その大学での4年間は、本当に自分がやりたいこと、一緒に頑張れる仲間を探し続けました。色々なことにチャレンジをしました。やりたいことが見つかってからは、「絶対諦めたくない!」と思って、ひたすらやり続けました。
そのきっかけはテントルという場所で習った、すべてのことです。あの時ここで、テントルで過ごしていなかったら、今の自分は絶対にないと思います。
今は大学も卒業し、社会人として仕事をしながら、起業する準備をしています。
テントルを卒塾して10年以上経つのに、テントルの先生方は、起業する相談を、親身になって聞いてくれました。
僕たちの代のテントル生は、みんながテントルのことを大好きだと思います。たまに仲間で飲むと、いつもテントルの話題になるくらいです。
担当のコメント
講師
サカモト コウキ
講師
サカモト ヒロキ
入塾当時の優也君は大人に対して突っ張っていて反抗的ではありました。しかしその実、誰とでも仲良くなれる、友達思いの優しさを持ち、非常に純粋な子でした。
ただ、大人に対しては、年頃の男の子にありがちな「大人なんてどうせ自分のことをわかってくれない」、そういう思いを態度で表していました。
それでも、我々は彼に対して阿ることなく、「大人」として接しました。もちろん、しっかり彼の話も聞き、人生の先輩として彼の今後のことを真剣に考え、こちらの考えを嘘偽りなく伝えました。
当時の彼にもっとも必要だったのは『将来のビジョン』だったと思います。
「どうして勉強をしなければいけないのか」「どうして高校に通うのか」
「大人になってからの大変さ、そして楽しさ」
そういった、当時の優也君には判らない、「大人」だからこそ実感できている部分を何度も話しました。
「やりたいことが見つからないなら、大学まで進みなさい」
無理やり勉強させるのではなく、本人が勉強の必要性に納得できるまで、何度でもぶつかりました。
根が純粋で、納得できることなら努力を惜しまない優也君は、大学進学、そして目の前の高校受験を意識し始めたころから変わっていきました。
中3の夏からの努力は尋常ではなく、中3の初めのころでは考えられないような高校へ見事合格しましたが、彼は決して”それ”で終わりませんでした。高校3年間も、テスト前などは、こちらが心配してしまうくらい勉強に打ち込んでいました。
高校を卒業し、大学生になり、そして今は社会人になった優也君ですが、勉強以外でも、講師達で毎週やっていたフットサルに必ず参加するなど、持ち前の『礼儀正しさ』『人懐っこさ』を発揮し、プライベートでも長い付き合いになっています。
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